看護師向け転職サイトを利用するメリット・デメリット
看護師さんが転職を考えたとき、仕事を探す手段として転職サイトを利用することを思いつく方は多いのではないかと思われます。しかし、転職サイトを利用するにあたり、なにか難点はないか、なども気になる部分ではないでしょうか。
メリット・デメリットをご紹介するので、自分に合うかどうか考えてみてください。
転職サイトを利用するメリット
まず、転職サイトを利用するメリットを解説します。なお、転職サイトは求人情報を紹介するのみのサイトと、担当エージェントがついて直に求人を提案するサイトと2種類あります。
①いつでも閲覧・応募できる
パソコンやスマホなどの端末があれば、いつでも好きな場所で好きな時間に情報を閲覧し、カンタンな操作で手軽に応募することができます。
ハローワークや看護協会で求人を閲覧するとなると、現地に足を運び、気になった求人の詳細を調べて電話などで応募する必要があり、それと比較すると閲覧・応募のハードルが非常に低いです。
②希望する条件を絞り込んで検索できる
勤務地や給与、労働条件などの項目を絞り込んで、自分の希望する条件の求人を検索することができるのも大きなメリットといえます。
ハローワークや紹介の場合、自分の希望を細かに指定して探せませんし、また求人の詳細が分からないこともあるので、希望が明確に決まっているのであれば、最適な求人の探し方といえます。
③サイトによっては担当エージェントがつく
前述のとおり、サイトによっては担当エージェントがついて、希望した条件の求人紹介のほか、さまざまなサポートをしてくれます。たとえば、以下が挙げられます。
④履歴書・面接のアドバイスが受けられる
異なる業種の履歴書の書き方や、面接などの質問や相談ができます。また、そもそも転職するべきかどうか、キャリアカウンセリングも受けることができます。
⑤面接日程の調整など代行してもらえる
複数の応募先に応募をおこないたい場合、日程調整などが面倒だったり、混乱してしまったりするかもしれません。このような日程調整や応募先とのやり取りも代行してもらえます。
⑥応募先の内情について聞ける
たとえば、有給消化率や離職率など、直接応募先には聞きにくい質問でしょう。しかし、エージェントであれば聞きやすく、働きやすさなど気になる内情を知ることができます。
⑦応募先との交渉をおこなってくれる
勤務条件や給与など、自分では伝えにくい部分を交渉してくれます。かならずしも希望が通るとは限りませんが、応じてもらえればさらに好条件になるかもしれません。
⑧非公開求人を紹介してもらえることがある
非公開求人とは、通常の情報紹介のみの求人サイトなど一般には公開されない、好条件の求人のことです。エージェント経由だと、このような求人も紹介してもらえる場合があります。
転職サイトを利用するデメリット
転職サイトを利用するデメリットについて解説していきます。
①エージェントの連絡頻度が高いことも
エージェントによっては、早く就職してほしいからと、希望条件に当てはまらない求人を紹介したり、高頻度に電話連絡をしてきたりする場合もあるようです。
このようなエージェントに当たってしまった場合、「条件と違う紹介は不要」「メールで送ってほしい」などと伝えたり、担当を変えてほしいと相談したりするとよいでしょう。
②小さな病院・診療所の求人が少ない
当然ですが、求人を募集する医療機関が求人サイトに掲載を依頼しないと、サイトで情報を見ることはできません。そのため、地域の小さな病院、診療所などの求人は載っていないこともあります。
こういったローカルな求人情報は、ハローワークや看護協会などのほうが多く見つかります。網羅的に探したいのであれば、サイトと併用するとよいかもしれません。
まとめ
看護師向け転職サイトを利用するメリット・デメリットについて、以下のようにご紹介しました。
転職サイトを利用するメリット
- いつでも閲覧・応募できる
- 希望する条件を絞り込んで検索できる
- サイトによっては担当エージェントがつく
転職サイトを利用するデメリット
- エージェントの連絡頻度が高いことも
- 小さな病院・診療所の求人が少ない
これらを把握したうえで、どのような転職サイトを利用するか、またハローワークなどほかの手段と併用して探すかどうか、などを考えてみてはいかがでしょうか。