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リレーエッセイ〜看護のすきま〜【 vol.3 yoshiyuki】

「メディケアナース」は、看護師として働くひとの休日に“のんびり”を届けるウェブマガジンです。私達が考える“のんびり”とは「私を楽しみ、私と語らう時間」。連載企画「リレーエッセイ〜看護のすきま〜」は、看護師として働くひとによる“背伸びしない”エッセイ集です。人と人のすきまを紡ぐ看護師が「休日の私」をテーマにエッセイを綴ります。

vol.3 yoshiyuki

私は現在、3次救急の総合病院に勤務して4年目になる。入職時は循環器、心臓血管外科病棟に配属された。

右も左も分からない医療の現場で、毎日必死に働くことで精一杯。

慣れない夜勤や、人間関係など、環境の変化についていくことでいっぱいいっぱいだった。時には仕事を辞めたくなることも多々あり、精神的に辛くなる事が多かった。

その中で私が大切にしてきたのは自然との触れ合いだ。私は大学生の頃から始めたサーフィンが好きで週に2・3回海に通いこの習慣は、看護師になってからも継続している。

病院で毎日、急変や心臓手術術後など急性期管理が多く、張り詰めた環境にいる自分にとって心のリフレッシュがサーフィンなのだ。どんなに落ち込んでいても、辛くても、海に行けば全てがリセットできる。

また、海は色んなことを教えてくれる。波が大きい時、小さい時、流れの強さ、風の向き。

海に行ってもいい波乗りが毎回出来る訳ではない。それは人生と同じなのだ。

私は看護師4年目を迎えた昨年の11月、より急性期管理を学びたくICUへの異動希望を提出し、部署異動が決まった。また、入職時のように慣れない環境、毎日の勉強で疲労困憊の日々を送っている。

しかしどんなに眠くても、疲れていても、心のリフレッシュの為に明日も極寒の海へ向かう。

そして1分1秒を争う集中治療の現場へ毎日向かうのだ。